堤防/護岸点検・調査
点検・調査概要
堤防・護岸に代表される海洋保全施設については、戦後、伊勢湾台風(昭和34年)等による大規模な高潮被害等を契機として整備された施設が多く、築後50年を経過した施設が2010年では約4割であるが、2030年には約7割に達すると見込まれ、老朽化した施設が急増しています。
点検・調査手法
- 近接目視点検による変状図作成と各種空洞調査
- 地中レーダ探査によるコンクリート背面空洞調査
- コアボーリングによる空洞調査及びコア試験、ドリル削孔及びファイバースコープ観察による空洞調査
調査例
空洞調査(電磁波レーダ)
電磁波レーダによる空洞調査状況です。写真は堤防ですが、護岸や桟橋の上床板などにも適用します。
空洞調査(確認削孔)
電磁波レーダの結果から空洞が推定された箇所は確認削孔を行います。
空洞調査(ファイバースコープ観察)
確認削孔の後、ファイバースコープによる観察を行います。