目視点検

概要

土木構造物、建築構造物などの表面の変状、全体の変形、周辺の環境状況等を調査します。

適用

現地調査で把握した変状について緊急対策の必要性、変状原因の推定、詳細調査の提案等を行います。

コンクリート構造物の目視点検方法

  • 目視観察によるひび割れの発生方向、本数の把握・記録
  • ひび割れスケール等によるひび割れ幅の測定・記録
  • スケール等によるひび割れ長さの測定・記録
  • ひび割れに触れて浮き上がり,段差等の把握・記録
  • ひび割れ周囲の打音によるうき・はく離の把握・記録
  • ひび割れからの錆汁溶出箇所の把握・記録
  • 目視観察による変状位置、変状箇所数の把握・記録
  • 損傷周囲の打音によるうき・はく離の把握・記録
  • スケール等による変状の寸法測定・記録
  • 音源や振動位置を目視観察等で把握・記録
  • 目視観察・記録
  • スケールや下げ振り等による測定・記録
『コンクリート診断技術'13』より引用

目視点検例

ひび割れ幅はクラックスケールで測定します。

鉄筋径の測定や鉄筋腐食度の判定を行います。

壁面の傾斜角度を測定します。