超音波測定
概要
コンクリート表面に設置した発振子によって内部に弾性波を発生させ、これをコンクリート表面の受振子で測定する手法です。
適用
コンクリートの強度推定、ひび割れ深さ測定、部材厚さ測定、内部欠陥検出(はく離、空洞、ジャンカ)
超音波測定の原理
加振点から発せられた超音波は、コンクリート中を直進、反射、回折を繰り返しながら散乱、拡散していきます。
このような、超音波を用いてコンクリート中の欠陥を検知する方法は、基本的にはコンクリート中のひび割れ、はく離箇所、空洞などに存在する空気層との境界で超音波のほとんどが反射してしまうことを利用しています。
左図は、超音波法によるコンクリート中の欠陥の検知状況を概念的に示したものです。
『コンクリート診断技術’13』より引用
超音波測定例
超音波伝搬時間から音速を測定し、コンクリートの強度推定、品質評価に利用できます。
繰り返し加振器と受振子を使用して部材厚さを測定できます。
定期的に超音波測定機器の校正を行っております。